Browsing Category

長編(シリーズ)

恋愛 長編(シリーズ)

余計なことは、言わない

  7/17/16投稿分 再up     しあわせで、 なみだがでる。   ○     ゆびおり数えたら、 迷って、迷って、迷って、えいやっと 勇気を出してそのひとに 手紙を投函した日から   たった一週間しか経っていなかった。       昨日はじめてそのひとに、   「おはよう」 と声 […]…

長編(シリーズ)

家族0.5

  わたしは今とてつもなく怒っていて、どこに転がっても失敗しか起こらずにここまできてしまったこと、それなりに、自分なりに、一生懸命愛を貫こうとしてきたこと、これからの自分の未来に、希望が持てないこと、何かを望み、それを形にする方法がわからなくなっていること、いつかずっと前は、それがとてもあたりまえに簡単にできるような気がしたこと、自分の人生は、もしかしたらこれで終わるのかもしれない。 と […]…

長編(シリーズ)

家族0

  家族のことを、書こうとすると手が止まる。苦手なことをやろうとするときに、激しく反応したり、必要以上に構えて抵抗したり、言葉が浮かんでこなくなる。 でも多分、そろそろそれを始めないといけない。多分そういう時期が来ているとおもうから。 たった上の100文字たらずを書き始めたところで、すでに上半身から目頭にかけてものすごい熱と、いわゆる感情がのぼせあがるのを感じて、何の話から始めるべきかを […]…

命/生きること 長編(シリーズ)

空へと還る前_備忘録

ほとんど”無”になってしまった抜け殻のわたしは、 特に、何かを”やりたくない”と感じているわけではなかった。   「”生きたい”という感覚がない」ことと、「死にたい」は別であり、 「”死にたい”という感覚がない」ことと、「生きたい」は別である。   それでも苦しさだけはあったので その苦しさを昇華させる寸前の場所で、 自分が新しい何かを見出そうと思ったと […]…

恋愛 感情の解放 長編(シリーズ)

コインケースは棺桶に②

    3-5-17 コインケースは棺桶に①つづき     最初あまりに悲しすぎて怒り狂っていたわたしは、 ビリビリに破いた写真とコインケースとともに、 まず張本人に送り返してやろうと思ってまとめて袋に入れた。     「馬鹿みたいに期待してすみませんでした。」と 当てつけに突き返してやりたかった。 逆恨みの復讐劇のはじまりはじまりである […]…

恋愛 長編(シリーズ)

コインケースは棺桶に①

    2月28日。地獄のバースデーから数日後。 わたしはそれをもって、晴れて死体確認とした。 参照(チュモンは生きている)                 3-5-17 今日は、どうしてもソファで眠りたい。ソファ 一夜明けて、何度か爆発的な哀しみを味わって、 だいぶ謐けさは戻ってきた。 とっくのむ […]…

備忘録 長編(シリーズ)

どこに還る

荒んだ気持ちが少しだけ穏やかになったわたしは、 いっそのこと一晩だけ バケイションを楽しもうという気持ちにようやくなった。 ほっと一息ついて、ただその瞬間を楽しむという休息のつかの間を もう長い間持つことはなかったような気がした。 城を囲む雪景色のお堀を眺めながら 時間をかけてぜんざいを食べて 夜になってから外に散歩に出た。 着替えももちろんなにひとつ持ち合わせていなかった私は 3日間、同じセータ […]…